十三 彫たく / 日本伝統刺青
趣味
誰でも趣味はあると思うんですが、自分はほんまにこれといったものが
ないんですよね。
昔は、服買ったり、レコード買ったり、ライブいったりと
それなりにあったんですが、知らん間になくなってしまいました。
全然興味が無いわけではないんですが、
どーでもええ
って感じですね。
何かしら打ち込めるものがあってもなあと思うんですが、
なかなか・・・。
仕事が趣味みたいなもんちゃうの?って言われるんですが、
確かにそういう一面もあるんでしょう。
それでもそんな軽いもんでもないですし、必死になってやってるので
ちょっとカチンとくる時もありますね。
息抜きになるなら、何かしらあってもええなあと思う今日この頃なんで、
なんかおもろいのがあったら教えてほしいですね。
仁義双全
2枚を繋げるとこういう感じになります。
この絵のタイトルである「仁義双全」は、水滸伝の「忠義双全」を
ちょっともじってつけました。
自分は墨のぼかしがほんまに好きです。
下絵を作っていても、どっか1箇所はそういうとこが
欲しくなりますね。
昨日は久しぶりに朝まで飲みました。
朝までってのは、正直しんどいですね。
いい酒を飲めたので、楽しかったんですが
体はしんどいです。
もう言う事きかん体になってしまったなあと
ちょっと寂しい気持ちになりました。
義人也道
仁義シリーズの「義」のほうです。
自分は嘘をつく人間がほんま嫌いです。
勿論、自分が嘘を言うのも嫌いです。
時と場合によっては、嘘によって救われるって事も
あるんでしょうが、出来る限りつきたくないですね。
どうしても、「仁義」っていうジズラをみると
重々しい、いかつい印象かもしれませんが、
自分にとっては、人としてほんまに当たり前のことっていう感覚です。
まぁ、やっぱりいイカツイかんじですよね・・・
極道漫画・中国の歴史物の漫画なんかが好きで、よく見るんですが
義兄弟の~・主君のために~とか見てまうと
普通に泣けてくるんですわ。
涙腺ゆるんでますかね・・・
あと、動物モノとか初めてのおつかいとかも見るとやばいですね。
もう号泣って感じです。
やっぱり涙腺が・・・。
仁人也心
これは「仁義シリーズ」として描いた2枚の絵の1つです。
1枚でも形になり、2枚並べても見れるように創ってあります。
こっちが「仁」の方で、
厳しさの中にある優しさ
優しさの中にある厳しさ
そういうイメージをもって描いてあります。
龍をメインに背景に遊びをいれてあります。
タイトルになっている言葉は、自分がとても好きな言葉です。
やはり人間はこういう気持ちを忘れずに、他人と接するべきやと思います。
今の世の中、個の主張ばっかりで、
他人を敬い大切にする気持ちがなくなってますよね。
自分もまだまだハナタレなんで、反省の毎日です。
精進します。
次は「義」の方を紹介します。
朱雀
これは初めてアクリルを使って書いた絵です。
彫師を志して以来絵はずーと描き続けているのですが、
あくまでも下絵としてしか描いていませんでした。
これは自分が思う事なんですが、
刺青として栄える絵と
絵画として栄える絵は、
全く別物であると。
それでも、「絵画からもっと得れるものはあるんやないか?」
そういう考えから、絵を習うようになり、
そこで初めて様々な画材を使って描くようになりました。
最初はデッサンから始め、徐々に違う方法を教えてもらいました。
自分は刺青に関しては、独学でやってきたので、
人に教えて貰えるという事が、とても新鮮で
ほんまにありがたく思えました。
先生もほんまもんの絵描きで、自分も彫師で、お互い物造りを
仕事にしている人間同士。
やっぱり我が強いんですよね・・・。
時にはぶつかる事もありましたが、ほんまに腹を割って話ができる
先生と出会え色んな意味で得るものがあった時間でした。
だんだん歳食ってくると、本音で話したり新しい連れができたりっていうのは、難しくなってくると思います。
この歳になってそういう人間に出会えた事はほんまに感謝しています。
今までは仕事でしか絵は描かなかったのですが、
趣味として描ける様になってきたのも、嬉しい限りです。
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