十三 彫たく / 日本伝統刺青
志(彫たく編)
昨日珍しく彫くぼがエエ事言うたので
そのまま話を続けます。
自分には尊敬するある先生から頂いた言葉があります。
「誠の志をもって貫き通せば天下を震わす事ができる」
自分の心の中にはいつもこの言葉があり
そしてがまんを繰り返しているのです。
確かに刺青を彫るという仕事は簡単なものではなく
日々修行を続けなければならない
社会的な制約も受ける
でも自分は刺青が好きなのです。
ただそれだけの思いで今までやり抜いてきました。
自分の信念を突き通す
言葉にすればかっこいいのですが、やはり簡単なことではありません。
他人の評価なんかまったく興味もありません。
ただ、己の信念あるのみ
それが自分の刺青道なのかもしれません。
志
彫くぼです、昨日、久しぶりの友達と電話で話しました、男同士やのに二時間も長電話しました、まあどうでもいい話ばっかりですが楽しかったです、長く話しているとそいつの顔が見たくなって、見たくなったら帰りたくなりました、仕事の辛さや、将来の不安もあります、でも僕には絶対に無くならない志があります、絶対に曲がらない信念があります、夢を追いかけている途中の人も、まだ何をしたいかわからない人もとにかく継続です、どんくさくても続けてさえいれば少人数でも自分をわかってくれる人はでてきます、アパレルの人も、美容師さんも、ネイルの職人さんも、でっかい志を持って頑張ってください、僕も死ぬ気で頑張ります。
色をつけると
色でやるときは華やかに
墨でやるときは重厚に
これが自分の中では大事なポイントになっています。
なぜ龍の画像を出さずに鳳凰をだしているのかはさっぱり分かりません。
一日隆一
河村隆一とは似ても似つかない彫たくです。
たまたま龍一と変換しようとしたら
こんなんなってしまいました。
いちよ日課として龍1枚を描くというだけの話です・・・。
関係ないですけど、自分自身では
河村隆一よりエエ男や思ってます。
負けてません!
絶対に!
タイプが少し違うかな~・・・。
負けません・・・。
龍の話をしながら画像は鳳凰。
特に気にせず流してください。
72歳の漢
彫たくです。
先日72歳の方が彫りに来られました。
それも飛び込みでした。
30年前に両かいな彫られていたのですが
1部分だけぼかしがやってなくて
ずっと気にしていたそうです。
実際彫ってる最中も
「全然いたないわ~♪」
と、本当に楽そうにしてました。
「あと5年若かったら背中もいけたな~」
とも仰ってました。
やっぱり昔、修羅場をくぐってきた漢というものは
年を重ねても根性が違うと改めて感心させられました。
今までの自分の最高年齢は65歳の方だったのですが
これで72歳にアップしました。
自分が同じ年になっているときに
ここまでしっかりしているのかと想像すると・・・
すごい画しか浮かんできませんね。
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