生首(スジ) | 十三彫たく刺青・和彫り

生きてるスジ、止まってないスジ。
これがほんまに難しいところです。
ニュアンス的なもんなんで、伝わらん人にはどんだけ説明しても伝わらん。
最近の一般的な彫師は、すごくゆっくりスジをひく傾向があるようです。
しかし、それでは完全に線の動きが止まるので、自分はなるべく素早く動かします。
普段筆ペンで描いてる時と同じような感覚で動かします。
やっぱり自然な動きでスジをひかんことには、自然な動きは生まれません。
永遠にこのテーマと闘いながらやってくのしんどいですが、良い線がひけたときの気持ち良さは例えようが無いほど気持ちいいですね。