最近少し涼しくなった気がします
午前中でも窓を開けたら気持ちいい風を感じます
日本は四季という素敵な季節感があったのですが
最近では春と秋はあっちゅう間に終了、冬と猛烈な夏が長く…
自分の周りでも自分の考えや思想を持ってる方や、持ち始めた方に会う機会が増えた気がします
時代はゆっくりですが少しずつ動いていると信じ、日本という国がより良い方向へ進むことを祈ります
自分も親には迷惑かけまくりな人生でした
親父は二年前に亡くなったのですが、初めて親の死を経験してほんまに沢山学ぶことがありました
この盆は二年祭(うちは神道)ということで実家へ帰りました
なんと人生五十年生きてきてこの日初めての心霊体験?!をすることになるとは…
そんな大層な話ではないんですが、一応自分は初体験でして…今までの人生では『そんなもんあるかい!』言うて、でも怖いんで聞かないように生きてきました
経験してもうたら無いとは言えないですよね
12日の2年祭に合わせて実家へ彼女と一緒に帰りました
式もこんなもんかって感じなほどあっさり終わり、その日は特に飲みすぎることもなく12時前には寝ることに
自分ら二人は神棚のある部屋で寝ることに、遺影の写真等あるのでおかんは気つこて衝立を立ててくれました
ほな寝よかと電気をパチパチ消しました
部屋は真っ暗(寝る時は豆球つけない派)になってたはずです
しばらくするとなんか音が聞こえるんですよね
いわゆるラップ音ではなく、それこそリングの貞子がTVから出てくる時の『ジリジリジリジリジッリ』みたいな感じです
で、正直段々これはもしかしてと思う理由ですよ、もうすでに怖い理由ですよ
で、目開けてみたら部屋の中めっちゃ明るいんですよね、もう『えー、なんでこんな明るいのん?!』軽くパニックです
で、やっぱこっわこっわ思ってたら隣の彼女がポンポンと『ロウソク大丈夫?』(冷静)と聞いてきました
まずロウソクついてるのがおかしいのに怖がらせたらあかん(自分はビビりまくり)と、
『神棚はずっと電気のロウソクつけてるから大丈夫』という謎発言発射
やっぱり見えてるの俺だけやないとか色々により赤保留から一気にレインボーまで恐怖発展!
でも、『あー親父か』と気づく訳ですよ、盆に家帰ってきたんやって
そっから急に謎のネガティブが発症して
『俺は親父にとって良い息子やったんか…生まれてこなければ迷惑かけんかったんやないか?何か言いたいことあって来たんか…』
まぁこれ寝れんわけですよ
結局朝方になんとなく部屋が暗くなるような気がして眠りにつきました
翌朝起きて、やっぱり『昨日親父来てた?』と彼女に聞きました
彼女はそっち系好きな人なんではっきりと『来てたね!ちょうど12時くらいやったと思う』という冷静なアンサーくれました
確かに親父は時間とかきっちりしてる人なんで、
12日の23時45分くらい神棚にて待機
↓
13日0時ジャストに『ジリジリ音開始』
↓
『わし帰ってるで~』猛アピール
↓
朝方神棚帰宅
そんな流れやったんですかね
何にせよ、人が亡くなることに悲しみや苦しみしか持ってなかったのですが
もしかしたら肉体は亡くなっても意思というか想いというものは残るのかなと、そして変わらず見守り続けてくれるのかなと
そう考えたら今まで通りに話したりはできないけど、そんなに悲しまなくてもええんかなって思えるようになりました
『また来年の盆も派手に登場してくれるんかなと』
翌朝の朝飯の時にオカンやらにこの話をする訳です
ビミョーにオカンはなんで自分とこや無いんやって不貞腐れる感じやし
調子者のお姉は『実はあんたら怖がる思って言うてなかったけど、2年祭の時に親父の写真をずっと見てたら、写真の親父が笑った』とか言うわけですよ
まぁ、謎のネガティブも前日から笑ってたとするならば、親父的には
『どんな娘や?金あるんか?』
と、俺がガキの頃家に女の子連れてくると必ず言ってたセリフと共に親父チェックしてたのかもしれませんね
ブルーハーツのヒロトも言うてたらしいです
『人が亡くなった事よりも、今まで居てくれたことが大事』
この言葉をしっかり理解できたような気がする盆でした
十三 初代 彫たく
*無知な彫師が思いのままに書いてます 失礼な表現や無学故の浅はかな言動も多々あると思いますが最後まで読んでもらえたら幸いです